スキマ時間で公認心理師 試験対策 55
こんにちは。キノセ ジンです。
早速、スキマ時間を使って、公認心理師試験の過去問を1つ解答してみましょう。
キーワード:ひきこもり
★今日の問題
ひきこもりに関する次の記述の中から、正しいものを一つ選びなさい。
- ひきこもりの人は、心理的なエネルギーが少ない状態のため、他者に対する攻撃行動を示さない。
- ひきこもりは、心理-社会的要因の複合としてとらえることで、大半の事例を説明することができる。
- ひきこもりの支援は、背景にある精神障害に対する特異的な支援、思春期の自立過程の挫折に対する支援の2つで構成される。
- ひきこもりとは、様々な要因の結果として社会的参加を回避し、原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す。
- ひきこもりの人の支援では、家族も支援の対象と考えるが、本人抜きの面談は行うべきではない。
解答は以下になります。
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★解答,4
1:誤り(×)。親や周囲の人間に引きこもりの原因があることがあり、本人たちがそれに気づいていない場合などに攻撃行動を示すことがある。
2:誤り(×)。摂食障害や睡眠障害などは、ひきこもりの結果生じる生物学的な側面であり、生物-心理-社会的要因の複合としてとらえた方が適切である。
3:誤り(×)。「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」では、「背景にある精神障害に特異的な支援」「家族を含むストレスの強い環境の修正や支援機関の掘り起こしなど環境的条件の改善」「ひきこもりが意味する思春期の自立過程の挫折に対する支援」の3つで構成されている。
4:正しい(○)。「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」によると、ひきこもりの定義は「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には 6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念である。(以下略)」とされている。
5:誤り(×)。本人との面談にこだわりすぎると、解決に向けた事態の進展が困難となる場合が多い。家庭訪問をくり返しながら、徐々に家族や本人との関係づくりを進めていく。
解答お疲れ様でした。
また、明日もぜひ通勤などのスキマ時間で、解答してみてください。
読んでくださり、ありがとうございました!