スキマ時間で公認心理師 試験対策 63
こんにちは。キノセ ジンです。
早速、スキマ時間を使って、公認心理師試験の過去問を1つ解答してみましょう。
キーワード:事例問題、PTSD
★今日の問題
次の事例Bを読んで、設問に答えなさい。
【事例B】
29歳女性Bさん。自転車での通勤途中で自動車とのぶつかり、病院に緊急搬送された。1ヶ月間意識不明の状態であったが、その後意識を取り戻した。交通事故により、左腕が失われてしまっており、退院までにはあと数週間を要すると主治医から伝え聞いている状態である。
Bさんは意識を取り戻した直後は、家族や友人と通常通り会話していたが、やがて自動車にまつわる話題を嫌うようになった。家族が自動車で面会に来たと話すと、その日は入眠が困難になることが続いた。今後のBさんに考えられる状況として、適切なものを一つ選べ。
①交通事故が発生した当時の記憶を度々想起するようになる。
②家族や医師が今と変わらずに接していれば、いずれは自動車の話題も嫌でなくなる。
③家族や医師が当時の交通事故の詳細を話させることによって、入眠困難は解消する。
④家族や医師が自動車の話題を避けてさえいれば、入眠困難は解消される。
⑤入眠困難は心理的な要因が関係していないため、薬物治療が行われる。
回答は以下になります。
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★解答,1
1:正しい(○)。PTSD症状として、交通事故が発生した当時の記憶を繰り返し想起するようになる。
2:誤り(×)。家族や医師が今と変わらずに接していれば、いずれは自動車の話題も嫌でなくなるわけではない。適切な治療が必要である。
3:誤り(×)。心的外傷的出来事の詳細を話させるディブリーフィングは、むしろ有害であることが指摘されている。
4:誤り(×)。家族や医師が自動車の話題を避けてさえいれば、入眠困難は解消されるわけではない。適切な治療が必要である。
5:誤り(×)入眠困難は心理的な要因が関係していると見立てられる。
解答お疲れ様でした。
また、明日もぜひ通勤などのスキマ時間で、解答してみてください。
読んでくださり、ありがとうございました!