スキマ時間で公認心理師 試験対策 126

こんにちは。キノセ ジンです。
早速、スキマ時間を使って、公認心理師試験の過去問を1つ解答してみましょう。

 

キーワード:事例問題、スクールカウンセリング

★今日の問題

次の事例Aを読んで、設問に答えなさい。

 

【事例】

 ある小学校のスクールカウンセラーが、教員Aさんから以下のような相談を受けた。

「担任を受け持っているクラスの中に、発達障害と思われる児童がいる。しょっちゅうクラスメイトとトラブルを起こしたり、暴力を振ったりしている。しかし、保護者は『家では何の問題もない』と言って取り合ってくれない。また、そのような問題行動を「わがまま」として捉えている教員もいる。今後どのように対応したらよいでしょうか」

 

教員Aさんは、日頃から心理学にも関心を持ち、勉強熱心な先生である。このときのスクールカウンセラーのAさんへの対応として、適切なものを一つ選びなさい。

 

  1. 教員Aさんだけでは当該児童の対応が難しいと判断して、すぐに教員補助をつけるように校長に助言する。
  2. 当該児童の様子を教員Aさんからよく聞くとともに、クラスにも赴いて、スクールカウンセラー自身の目でも確認する。
  3. 教員Aさんが、当該児童を「発達障害」と診断することを厳しく注意する。
  4. 保護者の理解を促すためには、医学的診断が必要なため、すぐに保護者に医療機関の受診を勧める。
  5. 発達障害についての正しい認識を持ってもらえるように、教員Aさんと一緒に保護者を教え諭す。


 

解答は以下になります。

 

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★解答,2

 

 

①:誤り(×)。当該児童の様子をスクールカウンセラー自身の目で確かめもせずに、教員Aさんの話だけを鵜呑みにして、教員Aさんだけでは対応が困難だと判断していることは不適切である。

②:正しい(○)。当該児童の様子を教員Aさんからよく聞くとともに、スクールカウンセラーがクラスにも赴いて、自分の目でも確かめることは重要である。

③:誤り(×)。教員Aさんが、当該児童を「発達障害」と安易に診断することは問題ではある。しかし、そのことについて厳しく注意することは、連携を無視した不遜な態度と捉えられてしまうおそれがある。

④:誤り(×)。保護者のなかには、「診断」を受けることに意識的・無意識的に抵抗を持ち、子どもの状態をありのままに見ることがむずかしい人もいる。そのため、医療機関への受診を促して医学的な診断が得られたとしても、保護者の理解が得られるとは限らない。

⑤:誤り(×)。保護者と面談する機会を設けることは適切ではあるが、保護者に対して言い聞かせて分からせるような対応はスクールカウンセラーとしては不適切である。

 


解答お疲れ様でした。
また、明日もぜひ通勤などのスキマ時間で、解答してみてください。

読んでくださり、ありがとうございました!