スキマ時間で公認心理師 試験対策 130

こんにちは。キノセ ジンです。
早速、スキマ時間を使って、公認心理師試験の過去問を1つ解答してみましょう。

 

キーワード:事例問題、学生相談

★今日の問題

 次の事例Dを読んで、設問に答えなさい。

 

【事例】

 18歳の男性Dさん、大学の理工学部1年生。「人文系の一般教養科目がわからない。レポート提出期限が迫っているが、何を書いたらいいかまったくわからない。書き方を教えてほしい」と学生相談室に訪れた。

 学生相談室のカウンセラーが詳しく話を聴くと、もともと作文が苦手であること、一人暮らしの上に人づき合いも苦手で相談できる友達が周囲にいないこと、これまでは困った時に家族に電話やメールで助けてもらっていたが、次第に講義に出席せずに部屋で悶々と過ごす日が多くなり、眠れず、藁をもすがる思いで相談に来たことがわかった。

 

このときのDさんへの学生相談室のカウンセラーの対応として、適切なものを一つ選びなさい。

 

  1. レポートの書き方についての相談は、カウンセラーの専門外であるため、科目の担当教員と相談するように伝える。
  2. Dさんから語られた情報から自閉症スペクトラムであると診断し、合理的配慮としてレポートの提出期限を延長するように科目の担当教員に申告する。
  3. レポートの書き方について、まずは同じ講義を履修している知り合いと情報交換してみることを勧める。
  4. Dさんの困りごとがDさんのどのような性格特性によるのかを明らかにするために、WISC-Ⅳを実施することを提案する。
  5. 日々の学生生活で困っていることを相談する場として、定期的な面接を行っていくことをDさんに提案する。

 

 

解答は以下になります。

 

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★解答,5

 

 

①:誤り(×)。Dさんが科目の担当教員にレポートの書き方を相談しても、理解されにくいことが予想される。そのため、Dさんの困り感をカウンセラーが受けとめていくことが彼の心の支援にもつながっていく。

②:誤り(×)。Dさんが自閉症スペクトラムであると診断するのは、カウンセラーとして不適切である。

③:誤り(×)。Dさんが知り合いにレポートの書き方を相談しても、理解されにくいことが予想される。そのため、Dさんの困り感をカウンセラーが受けとめていくことが彼の心の支援にもつながっていく。

④:誤り(×)。WISC-Ⅳの適用年齢は5歳0カ月~16歳11カ月である。

⑤:正しい(○)。Dさんの困り感をカウンセラーが受けとめつつ、彼の学生生活における具体的な生活支援を行っていくことが適切である。 


解答お疲れ様でした。
また、明日もぜひ通勤などのスキマ時間で、解答してみてください。

読んでくださり、ありがとうございました!