スキマ時間で公認心理師 試験対策 133

こんにちは。キノセ ジンです。
早速、スキマ時間を使って、公認心理師試験の過去問を1つ解答してみましょう。

 

キーワード:事例問題、スクールカウンセリング

★今日の問題

 次の事例Gを読んで、設問に答えなさい。

 

【事例】

15歳男子Gさん、中学校3年生。ある日、授業中に突然暴れ出した。担任はスクールカウンセラーに連絡し、Gさんを相談室に連れて行った。相談室でGさんは、「クラスのみんなが『死ね』と言って、放送室から電波を出してひどい嫌がらせをしている」と叫んだが、興奮が収まるとぐったりして無表情になった。担任の話では、最近のGさんは感情の起伏がなく、ブツブツと独り言をつぶやく姿が見られていたので気にはなっていたという。

 

 

このときのスクールカウンセラーの対応として、適切なものを一つ選びなさい。

 

  1. クラスでのいじめが懸念されるため、担任に対して、クラス内のGさんの人間関係について、すぐに確認するように助言する。
  2. Gさんの保護者に連絡し、医療機関への受診の必要性について丁寧に伝える。
  3. Gさんがいったん落ち着いたため、教室に戻るように促す。
  4. Gさんがいったん落ち着いたため、養護教諭にGさんの情報を共有する必要はないと考える。
  5. Gさんの状態を適切にアセスメントするために、MMPIを実施する。

 

 

解答は以下になります。

 

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★解答,2

 

 

①:誤り(×)。担任からの最近の様子と併せると、Gさんの突然の反応は、精神障害の陽性症状と見立てられる。そのため、クラスでのいじめによる問題の可能性はかなり低いと考えられる。

②:正しい(○)。緊急対応として、Gさんを保護したうえで、早急に保護者に連絡し、状況の説明とともに医療機関への受診の必要性について丁寧に伝えることは重要である。

③:誤り(×)。緊急対応として、Gさんを保護することを優先させるべきである。

④:誤り(×)。Gさんに精神障害が想定される場合、医療機関への受診などの対応も必要であることから、生徒の心身の健康にかかわる立場である養護教諭との情報共有や連携は必要である。

⑤:誤り(×)。Gさんの状態を適切にアセスメントすることは重要ではあるが、緊急対応のなかで、Gさんに負担のかかる心理検査を実施することは適切ではない。

 


解答お疲れ様でした。
また、明日もぜひ通勤などのスキマ時間で、解答してみてください。

読んでくださり、ありがとうございました!