スキマ時間で公認心理師 試験対策 141
こんにちは。キノセ ジンです。
早速、スキマ時間を使って、公認心理師試験の過去問を1つ解答してみましょう。
キーワード:事例問題、家庭裁判所、少年鑑別所
★今日の問題
次の事例Kを読んで、設問に答えなさい。
【事例】
ある市において、暴行事件が起きた。加害者は17歳のKさんと13歳のYさんで、この少年二人は兄弟である。二人の激しい暴行の結果、被害者は死亡した。
ある相談機関に勤務する公認心理師は、この兄弟の母親と面談することになった。母親は事件の重大さにショックを受けている。そのような子どもたちに育ててしまった自分を責め、被害者遺族に対して償う気持ちはあるが、同時に母親として二人の今後について不安を感じている様子であった。このときの公認心理師が母親に伝える内容について、適切でないものを一つ選びなさい。
- 「家庭裁判所では犯した罪に相応する刑罰を決定します。裁判官から判決が言い渡されます。」
- 「これから家庭裁判所調査官による調査が行われると思います。その調査結果は審判のための重要な資料になりますので、できる限り協力してください。」
- 「少年鑑別所に送られることもあるかもしれません。鑑別所では処遇を決定するための資質や環境について調査を行う機関ですので、さまざまな検査が行われます。」
- 「少年鑑別所に送られた場合、最長8週間過ごすことになります。」
- 「犯行の動機や態様、犯行後の情況、少年の性格や年齢、環境などの事情によっては、家庭裁判所が検察官送致を決定することもあります」
解答は以下になります。
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★解答,1
①:正しい(○)家庭裁判所は罪を裁くところではなく、非行を犯した少年を改善・更生させて、再び社会に迷惑をかけることのないようにすることを目的としている。
②:誤り(×)。家庭裁判所調査官による調査結果は、少年審判のための重要な資料になる。
③:誤り(×)。少年鑑別所送致もありうる。少年鑑別所は、処遇を決定するための資質や環境について調査を行う機関であり、さまざまな検査が行われる。
④:誤り(×)少年鑑別所に送られた場合、最長8週間過ごすことになる。
⑤:誤り(×)。犯行の動機や態様、犯行後の情況、少年の性格や年齢、環境などの事情によっては、家庭裁判所が検察官送致を決定されることがある。
解答お疲れ様でした。
また、明日もぜひ通勤などのスキマ時間で、解答してみてください。
読んでくださり、ありがとうございました!