スキマ時間で公認心理師 試験対策 143
こんにちは。キノセ ジンです。
早速、スキマ時間を使って、公認心理師試験の過去問を1つ解答してみましょう。
キーワード:事例問題、家庭裁判所
★今日の問題
事例問題
次の事例Lを読んで、設問に答えなさい。
【事例】
16歳女子Lさん。高校を長期欠席しており、シンナー吸引で補導歴が1回ある。現在は町の暴走族のメンバーで、オートバイの後ろに乗せてもらっている。Lさんの所属する暴走族が他者に対する重大な暴力事件を起こしたときは、Lさんはそばで見ていただけで、直接的な暴力は行っていない。
家族構成は、祖母と母の3人であり、母が19歳の時、暴力団関係者と同棲し、Lさんが生まれた。その後、母親は一時、行方不明であったが、Lさんが8歳の時に戻ってきた。母親は周囲から「Lにもっと愛情をもって育てなさいよ」と言われるが、「私は優しくしているけれども、あの子が拒絶している」と荒々しい口調で語る。暴力事件についても、母親は「私は私、LはL」と言って、気に留める様子もない。祖母はLさんを見て、「私は死にたいよ」と泣きながら寄ると、Lさんは「うるさい」と言って拒否的態度をとった。しかし、Lさんの横顔には涙が見えた。
Lさんの家庭裁判所における処遇について、適切でないものを一つ選びなさい。
- 家庭裁判所の家事部が受理し、調停委員による調査が行われる。
- Lさんの家庭環境を考慮し、家庭裁判所の保護処分で児童自立支援施設への送致の可能性がある。
- 家庭裁判所調査官による調査が行われるが、その結果に次第では審判が開始されないこともある。
- 保護観察処分が決定される場合もある。
- Lさんは検察官送致の対象になることはない
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解答は以下になります。
★解答,1
①:正しい(○)。家庭裁判所調査官による調査が行われる。
②:誤り(×)。Lさんの家庭環境を考慮し、家庭裁判所の保護処分で児童自立支援施設への送致の可能性がある。
③:誤り(×)。家庭裁判所調査官による調査が行われるが、その結果に次第では審判が開始されないこともある。
④:誤り(×)。保護観察処分が決定される場合もある。
⑤:誤り(×)。Lさんの行為では検察官送致の対象にはならない可能性が高い。
解答お疲れ様でした。
また、明日もぜひ通勤などのスキマ時間で、解答してみてください。
読んでくださり、ありがとうございました!