【試験頻出キーワード解説】データ収集法3

こんにちは。キノセジンです。

今日は心理学でよく用いられる代表的なデータ収集方法について解説していきます。

 

★面接法  

対象者との言語的なコミュニケーションによりデータを取得する方法です。対象者の個別具体的な状態を深く理解でき、正確なデータを得られる反面、時間や手間がかり、面接者が回答を誘導してしまう可能性があるというデメリットを持ちます。以下の種類があります

・構造化面接:予め用意した質問項目に沿って質問していきます。質問項目が決まっているため情報の信頼性は高いですが、想定した質問以外の情報は得られません。

・半構造化面接:予め質問項目を設定しますが、回答の内容に合わせて質問の追加・変更を行います。設定された質問項目以外のより詳細な情報を得ることができます。

・非構造化面接:質問項目を準備せずに聞き取りを行います。面接者の技量によりデータの質が左右されるというデメリットがあります。

 

★質問紙法

質問紙への回答を求め、データを取得する方法です。集団でも実施可能で、多量のデータを取得でき、実施が簡便というメリットが有る一方で、質問項目への回答が対象者の言語能力に依存する、文化や個人差の影響がある、回答を意図的に歪曲することが可能である、というデメリットを持つ。データを数値化し、多数取得することが容易のため、統計分析と相性が良いです。自由記述欄を設けた場合は、質的調査にも対応できます。

 

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★おえておくポイント

面接法は、”構造”が固くなる(構造化)につれて質問の自由が減る。”構造”が緩む(非構造化)につれて自由な会話ができる、という点と、それゆえ必然と発生する構造化、半構造化、非構造化のメリット・デメリットを理解しておきましょう。

質問紙法に関しても、そのメリット・デメリットを理解しておきましょう。

また、臨床現場で用いられる心理検査が、それぞれどのような方法を採用しているかを理解しておきましょう。

 

試験ではこれらのキーワードがシャッフルされて出題されます。 

★さっそく問題を解いてみましょう

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