【試験頻出キーワード解説】日本の初期の心理学者たち1

こんにちは。キノセジンです。 

今日は試験頻出の日本の初期の心理学者達について解説していきます。

  

西周:心理学という学問の翻訳と紹介

西周啓蒙思想家、経済学者、法学者、哲学者、外務官僚など様々な側面を持っていた。江戸幕府の命によりオランダに留学(1862年頃)し、哲学の一部として心理学を学ぶ。その後、明治初期に森有礼福沢諭吉らと明六社(日本最初期の近代的学術団体)を結成し、諸領域における学術的な活動の中で1875年頃にヘヴン著の”Mental Philosophy”を心理学、また”Psychology”を性理学と訳している。

その後、キリスト教系の学校や師範教育体制の確立など西洋的知識の流入に従い、心理学や性理学という言葉が徐々に使われるようになる。例えば、1877年には社会学者の外山正一(東大設立に伴う日本人初の教授)により同校に心理学の講義が開設され、西洋における心理学の研究成果や著名な心理学者が紹介された。

 

★元良勇次郎:日本最初の心理学者

1885年ジョンズホプキンズ大学(米国)に留学し、スタンレー・ホールの指導の元、実験心理学を学ぶ。1887年にホールと共著で”圧の漸次変化に対する皮膚の感受性”を米国心理学雑誌に発表し、これが日本人初の心理学論文となる。博士号を取得し、帰国後は1888年頃から帝国大学(現・東京大学)にて精神物理学の講師となり、90年に教授となる。日本ではこれが初めての自発的研究や教育のできる心理学者とされている。その3年後に心理学・倫理学・論理学 第一講座の教授となる。1897年に心理学研究室を設置し、1903年に独立した心理学実験室の開設に関わる。

 

✅本ブログ読者の皆様へお知らせ

キノセジンが所属する株式会社ポルトクオーレが、第6回公認心理師試験の対策講座を開講しています!

 

受講生から「誰でも点が取れる!」と言われる講座はコチラ⇩

 

★覚え方

西周(にしあまね)は「西(西洋)をあまね(周)く翻訳、西周

元良勇次郎(もとらゆうじろう)は「心理学者の”元”だ勇次郎」

と覚えましょう。

 

★さっそく問題を解いてみましょう

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

 

スキマ時間で、簡単に復習ができるように、ぜひブックマークをお願いします。