【試験頻出キーワード解説】例で覚えるヒューリスティックの種類の違い①

こんにちは。キノセジンです。

 

今日は試験頻出の利用可能性ヒューリスティック代表性ヒューリスティックについて解説していきます。

 

今日のキーワード:利用可能性ヒューリスティック 、代表制ヒューリスティック

 

★利用可能性(想起)ヒューリスティックとは

想起しやすい事項や事柄、入手しやすい情報を優先して判断材料にしてしまう意思決定プロセスです。例えば、普段車を運転している人が、飛行機事故のニュースを目にしたときに、飛行機に乗ることが怖くて嫌になるような状態を指します。実際は、航空機事故の発生率は、自動車事故の発生率よりずっと低いという統計が日米で共通しています。

 

★代表性(典型性)ヒューリスティックとは

あるカテゴリーに典型的・代表的と思われる事柄の確率を過大評価してしまう意思決定プロセスです。一般的には先入観と表現されることもあります。この例では「リンダ問題」が有名です。

 

「リンダは31歳の独身女性です。素直な性格で、とても聡明です。大学では哲学を専攻していました。学生時代には、人種差別や社会正義などの問題に深く関心を持ち、反核デモにも参加していました。」

現在のリンダは、以下のどちらの可能性がより高いでしょうか?

A:リンダは銀行員として働いている。

B:リンダは銀行員で、フェミニスト運動に参加している。

 

多くの人が直感的にはBを選ぶことが多いですが、該当するための条件はAの方が少ないため、数学的にはAである可能性が高いです。

 

別の例では、以下の問題も有名です。

「コインを7回投げるとき、出やすいのはどちらでしょうか?(◯=表、⚫=裏)

            A:◯―◯―◯―◯―◯―◯―◯

            B:◯―⚫―◯―⚫―⚫―◯―⚫ 」

 

多くの人が直感的にはBを選びますが、数学的にはAもBも同じ確率となります。

次に覚え方を解説していきます。

 

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★覚え方

利用可能性ヒューリスティックは、飛行機事故のニュースを見たイメージで

「”思い出しちゃって”飛行機”利用”が怖くなる、利用可能性ヒューリスティック」と覚えましょう。

代表性ヒューリスティックは、リンダ問題と絡めて「リンダは銀行員”代表”フェミニスト?でも”先入観にとらわれる”」と覚えましょう。

 

試験では、それぞれの説明がシャッフルされて出題されます。

 

★さっそく問題を解いてみましょう

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

 

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