【試験頻出キーワード解説】例で覚えるヒューリスティックの種類の違い②
こんにちは。キノセジンです。
今日は試験頻出の固着性ヒューリスティックと感情ヒューリスティックについて解説していきます。
今日のキーワード: 固着性ヒューリスティック、感情ヒューリスティック
★固着性(係留と調整)ヒューリスティックとは
アンカリング効果とも言われるこのヒューリスティックは、最初に与えられた情報を基準にして、そこに調整を加えることで判断するために、最初の情報が持つ極端な特徴を過度に重視してしまう意思決定プロセスです。例えば、「掃除機が30000円です!」と宣伝されている場面と、「掃除機が60000円から50%OFFです!」と宣伝されている場面とでは、後者のほうがお得感を感じるような場合です。別の例では、人生で最初の恋人を基準に2番目以降のパートナーを評価してしまうような時です。
★感情ヒューリスティックとは
好き/嫌い、あるいはそれに対する感情の強弱で判断を下してしまう意思決定プロセスです。例えば、ジョットコースターが好きな人にはジェットコースターは高利益・低リスクと判断され、嫌いな人には低利益・高リスクと判断されるような場合を言います。別の例では、好きな人や可愛い動物の失敗なら何でも許せてしまうのに、嫌いな人や醜い生き物の失敗は腹が立って見過ごせないような場合です。または、アイドルや可愛い動物を広告に起用したほうが、そうでない場合よりも商品が売れるような場合です。
次に覚え方を解説していきます。
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★覚え方
恋愛に絡めるイメージで
固着性ヒューリスティックは「前の彼氏のほうが良かった…と”固着”する、固着性ヒューリスティック」
感情ヒューリスティックは「”好きな”人の振る舞いは何でも許せる、感情ヒューリスティック」と覚えましょう。
試験では、それぞれの説明がシャッフルされて出題されます。
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